StableDiffusionを使用していると使うモデルの量や生成する画像の数が増えてくるにつれて容量による問題が起きるようになります。
この記事では外付けSSDを使うことで生成や保存先の確保、バックアップなど解決できる理由とおすすめの外付けSSDを紹介します。
Stable Diffusionを使っていくことで起こる問題
Stable Diffusionを何日も使っているとアプリケーションの立ち上げやPCの読み込みが遅くなっていることに気づきました。原因としては
- モデルの数が増えるほどアプリケーションの立ち上げに時間がかかる
- 多くの生成した画像やモデルが容量を圧迫し、セキュリティソフトのスキャンにも時間がかかるなる
この2つが主な理由だと分かりました。
Stable Diffusionは仕様上、イラストが得意または実写風の画像生成が特異なチェックポイントというモデルと学習させたLoraモデルを使って生成することが多いのですが。このモデル一つ一つが容量が大きい。
例えば
- イラスト系のモデル:AnimagineXLのバージョン3.1:6.46GB。他のアニメ系モデルだと1.5~3GBのものが多い。
- 実写系のモデル:AIグラビアなどによく使われているChilloutMixは3.97GB
- キャラクターなど学習させたLoRAモデル:1モデル20~200MB程度
このほかにもポーズを指定するモデルや、絵柄などテイストを変えるなど複数のモデルを組み合わせるとさらにモデル数は増えますし、civitaiなどのモデルがダウンロードできるサイトでどんどんモデルをPCに入れるとあっという間に50GBを超えてきます。
Stable Diffusionは起動時にモデルを読み込むため、構成されたファイルにモデルデータをダウンロードすればするほどアプリ立ち上げ時間がかかるようになります。
また、画像生成のガチャを回すために大量の画像を生成しますが、大量の画像生成によるストレージの圧迫と画像を整理しようとしても捨てたくない画像増え、保存領域を圧迫していくことに変わりはありません。
そこで外付けSSDを活用することで快適にStable Diffusionを使えて、容量を気にせず使い続けることができます。
Stable Diffusion用に外付けSSDを買うメリット
Stable Diffusion用に外付けSSDを買うメリットは次の3つです。
- データ移行が早い
- 新しいPCでもデータ移行が楽
- 新しいPC環境への引っ越しも楽になる
データ移行が早い
今は使わないけど残しておきたいモデルデータや生成した画像をドラッグ&ドロップで簡単に移すことができる。気になってとりあえず保存したモデルデータを容量気にせず保存できます。
モデルを移すことでStable Diffusionの起動速度が改善されるようになります。
別PCでもモデルや画像データ移行が楽
外付けSSDならUSBで刺すだけで別のPCで画像の編集や別ソフトにデータを移行でき、画像やモデルの整理をせずに保存できます。
新しいPC環境への引っ越しも楽になる
Stable Diffusionの専用外付けSSDを使うことでPCを変えてもUSBを指すだけで簡単に新しいPC環境にStable Diffusion環境を作れる。
Stable Diffusionにおすすめの外付けSSD製品
Stable Diffusionにおすすめの外付けSSDを選ぶポイントは次の二つです。
- 512GBでも十分。予算に余裕があれば1TB、2TBの外付けSSDにする。
- フラッシュメモリー型ではなくケーブルでつなぐタイプがおすすめ。ぶつかると差込口が壊れる危険性があり、コンパクトさは魅力だが落とし安く、なくしたときに見つけにくい。
おすすめの外付けSSD
容量 | 240GB |
価格 | 6,980円 |
メーカー | BUFFALO |
生成した画像やDLしたモデルを数十ファイルほど保存できる容量。
SB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0 Type-A端子を搭載
詳細なスペックはAmazonで
容量 | 500GB |
価格 | 7,980円 |
メーカー | KIOXIA |
東芝が立ち上げた新しいブランドKIOXIAの商品。
価格が安い分、故障しないか不安な中華製を買うよりは3年保証のある東芝の技術があるこちらの商品がおすすめ。
詳細なスペックはAmazonで
容量 | 1 TB |
価格 | 10,980円 |
メーカー | KIOXIA |
こちらは1TBモデル。
これだけあれば生成した画像など振り分けなくても雑にコピーできる。
詳細なスペックはAmazonで
容量 | 1 TB |
価格 | 15,480円 |
メーカー | BUFFALO |
SB3.1(Gen1)/USB3.0/2.0 Type-A端子を搭載
PS4の外付けSSDとしても人気の安定した商品
詳細なスペックはAmazonで
容量 | 2 TB |
価格 | 19,980円 |
メーカー | KIOXIA |
こちらは2 TBモデル。
生成AIだけでなく写真や動画などの保存などPC全体のデータバックアップもできる
詳細なスペックはAmazonで
PCを自作ができる知識がある人ならSATAのSSDも視野に
自分でPCパーツを追加できる知識がある人ならPCに直接SSDを内蔵させるのも手です。メリットとデメリットを比べて判断してください。私は安くて簡単、手間がかからない外付けSSD派です。
メリット
- PC内でデータを移すことが簡単。
- 画像の保存先やモデルのダウンロードを拡張したストレージを選択できる。
デメリット
- PC自作の知識がいる(電源計算やどのケーブルが必要かなど)
- PCを買い換えたときデータの移行が外付けSSDに比べてひと手間かかる
まとめ
Stable Diffusionを使うなら外付けSSDを手元に置いておくとモデルデータ、画像データを簡単に移行でき、Stable Diffusionの起動速度を速めたりデータのバックアップも兼ねることができて便利です。
価格も6千円から購入できるので画像生成を楽しむなら購入して損はありません。
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