[超簡単]ComfyUIをpinokio.computerでダウンロードして設定する方法

複雑な画像やAI動画も作成できる話題のStable DiffusionのGUIツールである「ComfyUI」を、総合インストーラー「pinokio.computer」を使ってダウンロードし、設定する方法を詳しく解説します。

この記事では、簡単にComfyUIをインストールできるpinokio.computerの紹介と実際にダウンロードするまでの手順を解説します。

目次

Stable DiffusionのComfyUIとは?

ComfyUIは、Stable DiffusionのためのオープンソースのGUIツールで、ノードベースのビジュアルプログラミングインターフェースを採用しています。テキストから画像を生成するだけでなく、既存の画像を編集したり、複雑な画像処理を行ったりすることができます。初心者にも扱いやすく、同時に上級者向けの高度な機能も備えているのが特徴です。

総合インストーラー「pinokio.computer」は、ComfyUIを簡単にダウンロードしてセットアップできるツールです。必要な依存関係やモデルのダウンロードも自動的に行ってくれるため、面倒な手順を省略できます。

Stable DiffusionのComfyUIの要件・必要なスペック

ComfyUIを使用するには、以下のシステム要件を満たしている必要があります:

  • Windows 10以降、またはmacOS 10.15以降
  • NVIDIA製のGPU(GTX 1060以上推奨)
  • 8GB以上のRAMと十分な空きディスク容量

また、PythonとGit for Windows(Windowsユーザーの場合)をあらかじめインストールしておく必要があります。

今まではPythonやGitをそれぞれ別々でDLする必要がありましたが、今はpinokio.computerというソフトを使えばPCに足りてないツールを自動で調査してワンクリックでダウンロードと設定できるようになります。

今までのComfyUIダウンロード方法

ステップ1:Pythonのインストール

  1. Pythonの公式サイト(https://www.python.org/downloads/)にアクセスします。
  2. 最新バージョンのPythonをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたインストーラーを実行し、インストールを開始します。
  4. インストール時に、「Add Python to PATH」オプションにチェックを入れることを忘れずに!

ステップ2:Git for Windowsのインストール(Windowsユーザーの場合)

  1. Git公式サイト(https://git-scm.com/download/win)にアクセスします。
  2. 最新バージョンのGit for Windowsをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたインストーラーを実行し、デフォルトの設定でインストールを進めます。

pinokio.computerからComfyUIをダウンロードする手順

pinokio.computer(通称ピノキオ)は、AIツールを簡単に導入できるツールです。主に、ComfyUIをはじめ色々なAIツールの導入がワンクリックで構築可能になります。

Pinokioでは、Window、MacOSなどOSやPCの実行環境に左右されずに、AIツールの複雑なセットアップを、誰でも簡単に環境が整えられるツールです。

まずはpinokio.computerにアクセスします。以下の手順で、ComfyUIをダウンロードできます。

  1. pinokioをダウンロードする
  2. ComfyUIをpinokio上からダウンロードする

ステップ1:Pinokioのダウンロード

pinokio.computerにアクセスします。

①ダウンロードボタン「Download」をクリックします。

pinokio.computer公式サイト
pinokio.computerダウンロード画面

セットアップの手順が書いてます。

  • ステップ1:ファイルをダウンロードする。
  • ステップ2:ダウンロードしたファイルを解凍する。
  • ステップ3:インストーラーを起動してインストールする。

手順に従ってまずはファイルをダウンロードします。

②ダウンロードが完了したら、zipファイルを右クリック「すべてを展開」で解凍します。

pinokio.computerのインストーラーセットアップ

.exeファイルをダブルクリックしてインストールを開始します。

③インストールが始まります、完了するまで待ちます。

pinokio.computerインストーラーセットアップ中

④インストールが終わるとセットアップ画面がでてきます。

pinokio.computerインストール後のセットアップ画面

ダウンロードの場所と、操作画面を明るいライトテーマかダークテーマに設定できます。これでpinokioのインストールは完了です。

ステップ2:ComfyUIのダウンロード

pinokioを立ち上げてホーム画面から新しいアプリを追加します。「Visit Discover Page」をクリックします。

pinokioの初期画面

スクロールして「ComfyUI」をクリックします。

PinokioでComfyUIのダウンロード画面

「Download」ボタンをクリックしてダウンロードを開始します。

PinokioでComfyUIのダウンロード

ComfyUIの環境構築に必要な機能が表示されます。「Install」をクリックします。

PinokioでComfyUIのダウンロード画面

ダウンロードが開始されますので終わるまでしばらく待ちます。

PinokioでComfyUIのダウンロード画面
PinokioでComfyUIのダウンロード画面
進捗は右下で確認できます。

インストールが終わったらOKをクリックします。

PinokioでComfyUIのダウンロード画面
PinokioでComfyUIのダウンロード画面

「Install」をクリックしてセットアップに必要な機能をセットアップします。

PinokioでComfyUIのダウンロード画面
PinokioでComfyUIのダウンロード画面
PinokioでComfyUIのダウンロード画面

これでComfyUIがインストールできました。

ComfyUIの起動と初期設定

解凍したフォルダ内には、実行に必要なファイルが一式揃っています。以下の手順で、ComfyUIのセットアップを行います。

Pinokioの画面

ステップ1:ComfyUIの起動

  1. 解凍したフォルダ内の「start_webui.bat」(Windowsの場合)または「start_webui.sh」(macOSの場合)をダブルクリックします。
  2. コマンドプロンプトやターミナルが開き、ComfyUIが起動します。

ステップ2:Stable Diffusionモデルのダウンロード

  1. Stable Diffusionのモデルをダウンロードします。おすすめのモデルは「SD 1.5」や「SD 2.1」などです。
  2. モデルは公式リポジトリやHugging Faceなどから入手できます。
  3. ダウンロードしたモデルのファイルを、解凍したフォルダ内の「models」フォルダに配置します。

セットアップが完了したら、いよいよComfyUIを起動します。以下の手順に従って、ComfyUIを起動し、初期設定を行いましょう。

ステップ3:言語設定とその他の初期設定

  1. 初回起動時は言語設定を求められるので、「日本語」を選択します。
  2. 他にも必要な初期設定があれば、この時点で行っておきましょう。

ComfyUIの基本的な使い方

ComfyUIの使い方は非常にシンプルです。以下の手順で、基本的な画像生成を行ってみましょう。

ノードの配置

  1. 左側のパネルから「Prompt」ノードを選択し、キャンバス上に配置します。
  2. 「Prompt」ノードをダブルクリックし、生成したい画像の内容を記述します。
  3. 同様に、「Sampler」ノードと「Output」ノードをキャンバスに配置します。

ノードの接続

  1. 「Prompt」ノードと「Sampler」ノードを接続します。
  2. 「Sampler」ノードと「Output」ノードを接続します。
  3. これで、画像生成の流れが完成します。

画像の生成と保存

  1. 「Output」ノードをダブルクリックすると、指定した内容で画像が生成されます。
  2. 生成された画像は自動的に保存されますが、気に入った画像は別途保存しておくと良いでしょう。

ComfyUIの応用テクニック

ComfyUIには、カスタムモデルを追加したり、LoRAやTextual Inversionを適用したりすることで、より高度な画像生成が可能になります。また、img2imgノードを使えば、既存の画像を編集することもできます。

複数のノードを組み合わせることで、様々な画像処理効果を実現できます。例えば、「Upscale」ノードで画像を拡大したり、「Depth」ノードで奥行き情報を追加したりできます。ノードの組み合わせ方次第で、無限の可能性が広がります。

応用テクニックの詳細については、公式ドキュメントやチュートリアル動画を参考にしてください。

もしエラーが出たら

ComfyUIを使っていて問題が発生した場合、まずはよくある問題と解決策を確認しましょう。例えば、GPUが正しく認識されていない場合は、CUDA toolkitを再インストールすることで解決できるかもしれません。

メモリ不足でエラーが発生する場合は、画像のサイズを小さくしたり、バッチサイズを減らしたりすることで対処できます。エラーメッセージを注意深く読めば、原因と解決策のヒントが得られるはずです。

それでも問題が解決しない場合は、ComfyUIのDiscordコミュニティで助けを求めるのも一つの方法です。

ComfyUIの情報を得る方法

ComfyUIには、公式サイトやGitHubリポジトリ、Discordコミュニティなど、様々なリソースがあります。困ったときは、これらのリソースを活用しましょう。

また、便利なプラグインやスクリプト、チュートリアル動画なども数多く公開されています。これらを参考にすれば、より効率的にComfyUIを使いこなせるようになるでしょう。

  • ComfyUI公式リポジトリ:https://github.com/comfyanonymous/ComfyUI
  • Stable Diffusionモデルリポジトリ:https://huggingface.co/CompVis/stable-diffusion

まとめ

この記事では、ComfyUIを総合インストーラーpinokio.computerでダウンロードし、設定する方法を解説しました。事前準備からセットアップ、基本的な使い方から応用テクニックまで、ComfyUIを使いこなすためのポイントを網羅的に説明しました。

ComfyUIは、初心者にも扱いやすく、高度な画像生成を可能にする優れたツールです。今後も新機能の追加や改良が期待されており、AIを使った画像生成の可能性を大きく広げてくれるでしょう。ぜひComfyUIを使って、自由な発想で創造的な画像を生み出してみてください!

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